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フィルタープレス濾過布交換工事

  • 2013/01/30(水) 16:33:11

この機械、製造業関係の鉄工業でも知ってる人は少ないのかも知れない

簡単に言うと、泥水を高圧で打ち込み濾過する事により水分と固形分を分ける機械装置


料理で例えるならば、水分を出して固形分を抽出する豆腐の白和え等の巾着絞り

または、家庭内で一般的な例えでは、掃除機みたいな?
汚れた空気を吸い込んでフィルターでゴミ(固形分)とキレイな空気(水分)と分ける


そういった機械装置なんです

だから多くは、大きな廃水浄化設備に広く普及してはいます


それは汚水のままでは放流できないので、薬品を混ぜ固形分が分離し易くしこの機械に通すんです


が、別の用途では巾着絞りの様に、その固形分を取り出すのを目的に使われる事も有ります


液状化してる泥水を絞り焼き物・陶磁器の泥土を抽出したり

同じく液状化してる薬品水・化学品を絞りその固形分を抽出するといった用途にもけっこう普及してると思います


前置きが長くなりましたが、そんなフィルタープレスという機械装置のフィルター濾過布の交換工事を先日行ってきました



コレはすでに交換終了した写真ですが、実はこういった専用機・装置を作ってた会社に若い頃お世話になってまして

そんな経緯繋がりから時折交換工事を依頼されます

この機械はその会社とは違いますが、メーカーとして製作している鉄工会社も数社あり、見る人が見ればドコのメーカーかすぐ解るハズ

また、この機械のフィルター濾過布交換工事を専門にしている業者もけっこういます



今回はカミさんと若い衆一人引き連れ
機械が一部故障してて、人力で重たい濾過盤をずらしながら古い濾過布を撤去し



コレは取り付けの前段取りで、濾過布を設置し易い様に畳んでるところ




今でこそ、この濾過布交換工事も時折ですが

独立した当初はけっこうアチコチ行ってまして

懐かしく思ったりもします

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自動閉安全柵扉

  • 2013/01/27(日) 15:13:27

自分がてっきり開発したもんだと思った物が

実はよその業界でも使われていたなんて事有りますよね?



20数年以上も前に牛の搾乳設備の設置工事を手掛けていたとき

牛が戻らない為の自動で閉じる柵を考えました


が、最近のお得意様先の大手企業構内の安全柵に同じ構造の自動閉扉が各所で使われてたんです

たった20数年でここまで波及するなんて事は有り得ないんで

おそらくは、普通に世間で使われていたんでしょう


でも、自分が知らなかったくらいやからコレは皆さんも知らない方も居るかも?

と言う事で『自動閉扉』の製作をご紹介



扉自体はどんな構造・材料でも良いんですが

その軸部は必ずパイプのが簡単で作り易いでしょう


今回はパイプで『P』字状に作った物を



Pのタテ方向の根元辺りを45度に切断します

いわゆる門松の斜め切り状態にするんです





そして、門松状のパイプにはワンサイズ下のパイプを差し込み栓溶接などして固定します






そしたらば、Pの頭の部分を差し込み完成です


塗装した部分との違いがわかりますか?



開くとコンなふうにナナメになってる分、上にあがり

手を離すと自重でナナメ切れ込みに合わさる様に戻ります


今週末の大工事の一部に設置したので動画でアップします

興味の有る方はお使い下さい。意匠権とか、特許権とか無いとは思いますが



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塗装作業と塗料

  • 2013/01/25(金) 17:50:45

今週末の安全柵工事の準備でてんてこ舞いのワイ社です



作り物はほぼ90%完了し、並行してカミさんが塗装作業をしとります



ウチの工場はセッマイので、こうして広げると他に何も出来ん

溶接場の確保は有るけど、新しい特急品が来ると最初にやるべき材料切断が難儀になる


コンな時に限って、材料支給の客が早よから持って来てそりゃ邪魔でしょうがない

とは言っても、そんな不平を言う訳にもイかず

こうして広げては、、、、



かたずけて、掃除しては



また、並べ広げて塗装、、、、、と、コレの繰り返し




そんな時に頼りに成るのが、速乾性の高い塗料



ウチではラッカー系の物を主に使ってます

モチロン、見積の値段があったり、より塗装仕様が厳しい物は専門の焼き付け塗装をする仲間に依頼しますが

スケジュールや費用的にイッパイの場合は社内で塗ります


でも、けっして手抜きなんかじゃあ有りません

カミさんの刷毛手捌きもまんざらじゃ無いし、塗料も一缶一万円以上もする物です


しかし、その特筆すべきは速乾性

塗装後ものの20分もすればほとんど乾いて、手持ち移動が可能なんです



こうして、狭い工場を有効に使って効率よく製作して行く

コレも生き抜く知恵ですよね?



そんなこんなで、製作完了



積み込みを済ませて、土日現場取り付け作業へ突入です!

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油圧爪ジャッキ

  • 2013/01/22(火) 17:39:37

車や重量物を持ち上げるのに使う油圧ジャッキですが

車に着いてるダルマジャッキとは少し形状が違うコレ、爪ジャッキと
言うもの



多少形状が違うのはメーカーが違うだけで、用途は全く同じ

床からの隙間がほとんど無い重量物用に活躍するための物


頭の上での許容荷重が2tonとすると、爪部の許容荷重はその半分の1tonとなる

許容荷重の大きな物でも、だいたいその半分の許容荷重と成る物が多い



こういった工具はリース屋も扱ってはいるが、だいたい10tonからしか置いてなく

狭い場所やソコまで重く無い物の時の為に手持ちとして購入した物


使用頻度としては、年間を通しても少ないがヤハリなくては成らない工具の一つだ

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【業種限定解除】配管シールはシッカリとね?♪

  • 2013/01/17(木) 00:22:16

知ってる人は知っている、知らない人は覚えて置いてください(笑)


本日の異業種格闘は機械設備配管業

まあ、だいたいの設備機械鍛冶屋は普通にやる作業なんだけとね?



今回は50A=2inchと言うサイズのガス配管修理


まー、2メータ強の長さですから半日も有れば十分

ただ、古い設備なのと、流体がガスなんでそれ相応に注意は必要





現物そのままの形状・寸法で復旧ですから全く問題なく作業は終了


ただ、今回は腐食による修理で、今後似たようなシチュエーションでの配管工事の際の危険予知・注意点としては最良のケースであり、自分達のノウハウの一つとなりました




さてそれでは、配管作業での注意点・ウンチクを少々、、、


先ずは、
配管・パイプを切断しネジ切り加工する前は必ず内径の面(角)取り加工をしましょう!



ネジ切り機の備え付けのパイプカッターで切ると異常に内側にバリが出るので、面取りする気にも成りますが

普通の切断機等、内側にあまりバリの出ない状態でもヤハリ、、必ず面取りをしましょう!



なぜなら、こうしてガシガシとネジ加工をすると先端部内側は否が応でも凹みが出来る

そうすると、気体ならともかく液体では液ダマリとか、ようはコレステロールみたいに流通抵抗が悪く成ってそれが原因でポンプに負担がかかったり、配管破裂も考えられる



次は、ネジ切り加工後の接続前処理であるシール。

配管ネジ部はその接続部にシールテープなるものを巻いてからねじ込むんだが

そのシールテープの巻き方は、、、?と言うと。
それこそ『シールテープの巻き方』で検索すれば動画やサイトがいっくらでも検出されるのでそちらを薦めます(笑)




しかし、ワイのやり方はもう少し手を加え

液体シール剤を塗布後、シールテープを巻きます



こうすればテープの滑り出し止めにもなり、オネジ・メネジ間にテープだけじゃ無く、より沢山シール剤が入り漏れ防止になり

配管を接続していく過程で、前の接続部を多少緩めたとしてもテープだけでは漏れ発生し易いが液体シールのおかげでそれも解消出来るんです。

更に、液体シールした後シールテープを巻けばネジ部の保護とゴミチリが着きにくくなるといった効果も有ります


シールテープの巻き方をググると、やたらテープを巻く様に薦めるサイトも有りますが、やり過ぎはテープ同士が固まってしまいねじ込む際にネジ間に入らず外に剥けてしまいかねないんです。

そういった事も液体シール剤を塗布すれば防げるんです。


少々の時間・手間・費用がかかったとしても確実な効果を求める、コレがワイ達のポリシーと思っとります!

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鍛冶時々土木

  • 2013/01/12(土) 17:07:46

まるで、天気予報みたいなノリだが

ワイ社ではホント時々有る事で、昨年もそれなりに依頼があり

今年も変わらずそこそこ有りそうな予感



まー、土木工事と言っても本職ほどの大きな工事では無く、日曜土木に毛が生えた程度ではありますが

お金をいただくんですから、趣味や素人そうろうの仕事では済まされません



工具機材一式積み込んで発射です



工事内容は、ポンプピットの製作



場所は予め客先工場長と打ち合わせして

スマホで写真撮り、アプリで書き込んでFAXにて確認



雨の日に一番水溜まりが出来る所にポンプピット用の升を埋設



こんな市販の集水升を埋めるんですが

先ずはコンクリートカッターで切り込みを入れます





縁石用のコンクリートブロックをハツると


その下に、設置の捨てコンクリートが現れ



それを更にハツリます



すると・・・・・

完全しちゃいました!?




又しても途中経過を撮り忘れたんですσ(^_^;


何せ、掘ってたら埋め立て地と言うこともあり水が湧き出てきて

吸い上げポンプを用意したり、設置すると升が浮くんで細工をしたり、コンクリートが少量なんで桶で練ってるとすぐに流し込みたくなって、でも意外に160㎏ぐらい練ってヘロヘロになって、最後はコテ仕上げをしてたりと、、、、、。


バタバタしてたらそりゃぁー忘れますわ!!


蓋の取り外しが簡単に出来るように少し加工をしますんで、また後日アップしますねー♪




ってことで、追記ですが




市販の樹脂製蓋を開けやすい様に取っ手を付けて完成させました

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お気に入りのグルーミング道具

  • 2013/01/11(金) 10:40:53

考えてみたらココ数年、散髪屋と言うか理容店に行ってません

実はワイのオフクロは理容店経営者で、モチロン物心ついたときから中学生くらいまで余所の床屋さんに行った事が有りません

ま、当時のワイ等中学生は丸刈りが普通でしたから、散髪も簡単


で、高校生くらいになると世間一般の色気づいて、それなりの髪型したりしてましたから

母親の床屋さんには帰っても散髪して貰う事無く余所の床屋さんに行ってました

それも、有る意味母親公認で母親はパーマ加工とか目新しい事はしないし

お年寄りや子供相手の昔ながらの散髪屋だから、色気づいたワイには余所を勧めてたくらい



さておき
コレがワイの散髪グルーミングアイテム



右上のバリカン?は切った髪の毛を吸引してくれる優れもの

丸刈りだから多少伸びたところで、詰まるほどの量は無いし

今では後頭部も鏡無しで普通に刈れる

左上は電気髭剃りで、後は眉毛や顔剃りの小道具



そんな訳で永い事散髪屋に行かずにいますから、けっこう家計に貢献してるハズなんで

カミさん、おこずかいくれませんかねぇ~(笑)

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リーマー各種

  • 2013/01/09(水) 18:26:06

ってホド幾つも無いんですけど


ひさびさに工場内の備品案内をば、、、


で、このリーマーと言う物
どうやって使って、何をするものかと言うと

簡単に言えば、ドリル穴の内面をキレイに仕上げて、ピン(丸棒)や専用ボルトの精度を良くする(ガタを無くす)のが目的


加工方法によって何種類か有るんですが



例えば右はハンドリーマーと言ってソノ名の通り専用ハンドルを使い手で加工

左はブローチリーマーと言う旋盤やボール盤での加工をするための物



更に大径になると



左のハンドリーマーに似た形状でも、取付部がテーパーシャンクでこれまた旋盤やボール盤での加工が出来るように成ってたりもして

右の物は同じ径だけど一応ハンドリーマーとして使うのですが、穴径が19Φから21Φまでアジャスタブルに変更加工出来る物もあります

同じリーマー加工と言えど、用途・強度に応じて工具を選ぶのもノウハウの一つと言えます

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謹賀新年

  • 2013/01/08(火) 17:50:17

明けましておめでとうございます


年末はやたらめたら忙しく更新も怠けていまして


新年を改めほとんど休みもなく

2日から現場工事というロケットスタートをかましたワィですが、


やはり適当に怠けながらの更新になりそうなワールドサンテックとなりそうです


最近はというと、Facebookの投稿が手軽に成ったせいもあり、ブログでの長文がおっくうになってきたのも有ったりします




さてさて、仕事始めの早いところでは4日からのところも有るけど、今週の7日から仕事めと言うのが一番多いんではないでしょうか?

長~~い休みだった人は、社会復帰がタイヘンでは?


そんな中、ワイ社はやっとこさ工場作業が開始出来て、なんだかホッとしたりしてます


とは言うものの、今月末納期の物件もあるので
カミさんと二人三脚で、、、、



カミさんには五点切りと言う機械で切断してもらい




こんな物を、、、







こういった治具を作って、アタフタと作業しとります。

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