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トリタン、セリタンさらに純タン

  • 2012/04/25(水) 17:39:45

知らない者ならゼッタイ焼き肉のメニューと思うでしょうね

コレTIG溶接機のトーチに使う電極棒の材質の略称

で、↓コレが実物



純タン以外のトリウム・セリウムの配合はだいたい2%

で、電極棒の片方にも間違わないように色分けして有る


一般的に一番よく使うの2%トリタンは赤色で、直流ステンレス等

2%セリタンは灰色で、交流アルミなどの溶接に

純タンは緑色で、こレもほとんどが交流アルミ時に使います


でも、材質だけの違いで使い分けるばかりでは無く

材厚の違いで、溶け込みを考えたり、歪みを極力抑える為にと使い分ける事も有るんです


もう少しウンチクを述べると、

タングステン電極棒の先は鉛筆の様に研いで使うんですが

その角度を変える事によっても、電流量・溶け込みの調整が出来ます


以前は、こう言った事も先輩・師匠から受け伝えられる事なんですが

きょーびの世の中、ネットで検索すればほとんどが調べられる


しかし、ソレに合う電流値、溶化棒の送り、トーチの動き・時間・間合い等

こればかりは、マニュアル・口答では伝えられない

経験値と探究心がものを言う世界


鍛冶屋・溶接屋はヤハリ引き篭もりオタクだと思われちゃいますかネ?!

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