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ラウンドバー手摺
- 2013/02/08(金) 18:04:11
ウチの工場の近場にラウンドワンって遊び場が有ってですねぇ、
ラウンドってのがどういう意味か解らんですが
ステンレスの材料にもラウンドバーってのがあります
ほら、間違いなくラウンドバーでしょ?
断面は、、、
こんな感じで、フラットバーと比較すると両端が丸くなってまして
ワイもカタログでは知ってましたが、使うのは初めて
今回は、コレを使って手摺の製作依頼です
元請け先の略図で見積して、製作もそれで支障は無かったんですが
簡単でイイから製作図を起こしてくれと打診
いつの間にか承認図まで書かされるハメと成ってましたわ!?
作図時間はそれほど無いとは言え、何だか損した赤字感満載の出だしです
しかも見積依頼は昨年末で、今年に入ってからステンレスの値上げは来てるし
でも、再見積もりは却下だし(>_< )
ハッキリ言って「手を抜いたろかしゃん!」と思うパターンですよ!!
しかーし!自分のプライドがそれを許しません
こうして、角度切りはデジタル分度器を使ってシッカリと切断し
仮組も当たり前ですが、原寸ケガキをキッチリして
たくさんの自在シャコ万で当て金とシッカリ締めて
本溶接は歪みの少ない設定、しかしそこそこ肉厚なんで高い電流で、、、
仕上げは、ヘアラインなんで外角溶接部はグラインダーで目を作ってから
溶接部全てとグラインダーがけした所を電解焼け取りで処理
コレならば不動態化効果も有り腐食には強く成ります
終われば、水で薬品もシッカリ洗い流し
同時にスコッチ束子でヘアラインの目に沿って磨きます
ホント、この時期の酸洗作業は一番「手を抜いたろかしゃん!」と思いますわ
水拭きだって拘ります!タオルとかでは繊維が残ったり、後から水垢残りに成りやすいんで
高級車を洗う水含みの多いセーム革で丁寧に素手で作業します
ゴム手袋なんかしてるとなんとなく又水垢残りが出来そうでヤなんです。
そして、最後は傷が着きにくいようにシッカリとラッピングして、、、、
完成です!!
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