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チタン溶接、バックシールドとアフターシールド
- 2014/10/23(木) 13:25:22
久しぶりのチタン溶接です
オゾン曝気(バッキ)の散気配管金具として使うとのこと
今まではステンレス製を使っていたものの、溶けて無くなる頻度が激しいので
チタン材で対処していくということでの製作依頼です。
材料はとても高額なので支給してもらいました
溶接としてはステンレス時のTig溶接と何ら変わりはないのですが
シールドガスだけはステンレス時と違います
ステンレスのシールドガスはアルゴンまたは窒素ガスで良いが
チタンは溶接周囲の大気酸素だけでなく窒素も嫌うので
溶接用のアルゴンガスのみで対応して、更にバックシールドだけで無く
アフターシールドも必要とします。
バックシールドと言うのは溶接部の裏側にシールドガスを充てる事ですが
アフターシールドは溶接した後からトーチについて行き溶接部をある意味冷やしながらシールドしていくということです。
今までは溶接部を囲うようにアルミホイルでバリケードを作ったりしたんですが
今回はトーチの先端部にアフターシールドが充てられるように自作トレーラーを作りました
市販のアルミナノズルにトレーラータイプが有りますが使い勝手も解らないし少し邪魔っぽいので作ることに
コレならば溶接部径が大きく成っても水平でも調整が出来そう♪
それに最近のTigトーチはガスレンズでガスが拡散しなくて効率よく溶接部に当たるのでアフターシールドもこのくらいで良いのかも?
あくまで自己判断ですが(笑)
バックシールドのパイプノズルの中にはガスレンズ効果が望めるように
スチールウールを入れ噴出直ぐの拡散防止を
コレもまた根拠のない自己判断です(笑)
溶接部も銀色のすこぶる健康的な状態です。
後は溶接部付近の焼け取りをして完了です。
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