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深夜のエコノミークラスは恐怖の時間帯【激闘!!2椎体間固定術】
- 2017/06/13(火) 08:37:40
ー肺血栓塞栓症は、入院患者さまに起こる事がある重篤な病気です。ー
そう書き出しのある小冊子をいただいてました
肺血栓塞栓症は日本人には縁の無い病気と考えられてたそうです
しかし高齢化や特に食生活・生活様式の変化で増加傾向が著しいらしく、俗に聞くエコノミークラス症候群もこの病気が原因で、長時間長期間同じ態勢姿勢を強いられる入院患者に発症し易く、逆に発症予測や早期診断が困難らしいです。よってその為には予防しかないのが現状とのことです。
肺血栓塞栓症は動かなくなった、また動く事が出来なくなった下肢(太ももからふくらはぎにかけて)に起こる静脈血栓(血の固まり)が肺に流れ肺の血管が詰まり発症するそうなので
その予防はとにかく寝ながらにしても脚を動かす、そしてなるべく早く歩行をし始める事が重要だそうですが
やはりそんなに勝手に早く脚を動かしたり離床出来る患者さんばかりじゃありません。
よって病院側としては、ベッドサイドリハビリや 弾性ストッキング と脚の 空気圧送ポンプ が重要だそうです。
前置きがずいぶん長く成ってしまいましたが、この弾性ストッキングと空気圧送ポンプがホントメッチャメチャくせ者で
手術後に『動けない』のはこの空気圧送ポンプ(逐次型空気圧式マッサージ器)を装着されてたからの違和感があり、まるで 足枷 の様な物でしか有りませんでした。
逐次型と有るように、コレが何分か毎に空気が足元に下から順に圧送され脚をマッサージしているかのようにやるんですが、医療機器ってのはホント野暮ったい外観と言うか、写真を撮るのも忘れるくらい邪魔な存在でしたよ!?(笑)
カミさんが帰って、9時の消灯を告げられ看護師さんから何かあればナースコールをと言われました。
が、脚のこのポンプが、眠くなると『ヴィーンヴィーン』と動き出し眠られ無いしホースが抜けてアラームが『ピーピー ピーピー』とうるさいく眠られない、ましてや手術痕の創傷部は背中中心で仰向け状態だと痛いし、一応何か保護パッドかガーゼが有るにしても、やたらと違和感有りまくり!!
初めは何とか仰向けで寝てみるも30分もすれば痛くて、それは創傷部もですがその下のお尻とか上の背中辺りが床擦れを起こしてるんじゃ無いかっ?ってくらい痛かったです
で、ナースコールで看護師さんに体勢を右45度くらいに変えて貰います、が、それも30分くらいが限度で、次には左側に45度・・・・
そしてその周期も10分・・・5分・・・と何度となく看護師さんを呼んでは、を繰り返しますがいっこうに眠られ無い
そしてそれよりもなによりも創傷部が痛い!足元の足枷が痛い!下になってるお尻とか骨盤が痛い!!
ホントもう何もかもが痛いしガマンが出来ない!!!まったく眠むらんない!!!
看護師さんの夜勤の宿直は基本2名体制、ワイが手術した日は3件有ったと聞いてますから、この日の看護師さん達の大変さは今にして思うとホント感謝、まさしく有り難い限りです
が、やはり痛いもんは痛い!眠られ無いんは眠りたい!!
それと、足枷がメッチヤ邪魔!マジで鬱陶しい!!
見かねた?看護師さんの一人が痛み止め注射をお尻にブツッと、思わずハウッ!ってくらい痛かった、ですが
その後、仰向けにして創傷部下にクッションを入れて貰い、痛みが和らぎいつの間にか眠られました
しかし!それもつかの間!!
またしても足枷のアラームが鳴り響き創部も痛く脚の爪先が痛い!!
もう気が付くとナースコールを押してて、違う体勢にして貰うも又しても同じように繰り返すのみ
とうとう2度目の痛み止め注射を反対側のお尻に敢行!今度はワイから痛み止め注射をお願いしまいました。
そしていつしか夜も白んで、日曜日の当直の看護師さんが朝一の挨拶回りで来ました
ーーーーーーーつづく
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